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2021年10月28日

今村昭秀先生「校長コラム」の送呈について

今村昭秀先生「校長コラム」の送呈について

本校で講師、校長を勤め、デザイナー、画家としても活躍した今村昭秀先生が執筆していた「校長コラム」をまとめた書籍を刊行しました。ご希望の方に送呈させていただきます(送料とも無料、おひとり3冊まで)。

2021年6月に亡くなるまでの校長在任中約15年間、毎月2回、本校ホームページに掲載していたコラムの集大成です。デザイン・美術関連の出来事や、美しい色への感動、四季折々の風情、文学好きだったことが偲ばれる日本語の美しさへの感嘆、晩年を過ごした湯河原の風景などの記述も多く、クリエイターらしい「表現」への強い想いが散りばめられています
人への優しさ、自然への愛に溢れた言の葉(ことのは)は、デザインにかかわる人のみならず、どんな人にとっても生きていくための礎となるでしょう。是非ご一読ください。

東京デザイン専門学校 学校長 小林 登志子


~今村昭秀「校長コラム」より~
見ず知らずだった人たちが、今日ここでこうして初めて出会って仲間になるのは、偶然という名の必然ともいえる運命的な出会いです。
今日出会った仲間は、自然の大きな循環の中で有機的につながっています。人と人のつながりに距離や過した 時間は関係ありません。つながる相手はその前からつながっているのです。 
思い悩んだり、心配したりすることを憂(うれ)うと言いますが、「人」に「憂う」と書くと優(やさ)しい、になります。人の憂いに感じる心が優しさにつながるのではないでしょうか。
令和の精神は、寛容の心で人々が和(なご)やかに暮らす。ということですから、本校の教職員には森羅万象(しんらばんしょう)への眼差(まなざ)しのみならず、その優しさを学生に向けて欲しい、との思いです。幸せとか、豊か、とかの価値観を他人と比較して惑わされないようにしてください。理想や夢も求めすぎると、いつも、どこかその落差が気になります。理想とか幸福を追い求めるのではなく、自分のなすべきことに必死で取り組めば、幸せは結果としておのずとついてくるものです。自分を信じ、自分を認め、自分を精一杯生きることです。「あなた」が「あなた」自身を生きることです。「あなた」を生きることができるのは 「あなた」しかいません。「あなた」にとって大切なのは「あなた」が「あなた」であることです。

「校長コラム」をご希望の方は、以下の申込フォームよりお申込みください。
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